30代未経験でも高収入を目指す!稼げる仕事の選び方とステップ

2024.08.2
30代未経験でも高収入を目指す!稼げる仕事の選び方とステップ

30代になると、より高収入を目指したいと考える人は増えます。しかし、未経験者が新たな職種にチャレンジする場合、一般的に収入では不利な場面も少なくありません。

しかし実際には、30代で未経験でも挑戦できる高収入の仕事はあります。

今回の記事では、30代未経験者が稼げる仕事の具体例や、転職までのステップ、高収入が狙える業界、そしてキャリアチェンジの心構えなどを解説します。

30代で新たな仕事への転職を検討している方は、参考にしてください。

30代未経験者でも挑戦できる高収入の仕事5選

30代の方が未経験の仕事に転職できるのか? 収入が下がることを受け入れなくてはならないか?

このような不安があるかもしれません。しかし実は、30代の未経験でも挑戦できる、収入の高い仕事はあります。この項目では、高収入を得られる仕事を5つに絞り、それぞれまとめました。

 

なお平均年収は、職業情報提供サイト(日本版O-NET)の情報をもとに記載しています。

不動産営業

不動産営業は、物件の販売や賃貸契約の仲介などを通じて売上を得る仕事です。不動産営業の中でも、新築戸建てやマンション、または法人需要など高額の物件を扱う仕事は難易度も高く、年収が高い傾向にあります。

大型案件を成約すると、高額の歩合給(ボーナス)が期待できるほか、顧客の人生を通じても大きな決断に関わるため、やりがいのある仕事です。

業界全体として人材不足の傾向にあり、未経験者の採用に積極的で社内研修制度が充実している企業が多いのも特徴です。

平均年収は約900万円で、一定以上の目標達成が前提の金額です。不動産営業は実力主義で、年齢や性別に関係なく、成果さえ挙げられれば高収入が狙える職種でもあります。

 

保険外交員

保険外交員は、生命保険や損害保険の契約勧誘や、契約後の顧客へのサポートなどを担当します。

一般家庭や企業を訪問して保険商品を売る保険外交員は、実力次第で年収をアップさせられる仕事のため、30代の未経験者であっても挑戦が可能です。

契約件数に応じて高額の歩合給が得られるとともに、不動産と同じく、顧客の人生設計や財産保護に寄り添う姿勢が求められる社会的意義の高い仕事といえるでしょう。

コミュニケーション能力と熱意が重視され、業界を問わず過去に営業経験が求められることが多いようです。充実した研修制度を通じて基礎から保険の知識を習得できます。

平均年収は、約700万円です。

 

長距離ドライバー

長距離ドライバーは、大型トラックで荷物を運ぶ仕事です。この仕事に就くためには、大型自動車免許を取得していれば、未経験でも挑戦しやすい職種です。

長距離の移動に伴う時間外手当や泊まり勤務の日当などで高収入が期待できます。長時間の運転が苦にならない人にとっては、1人で仕事に集中できる点も魅力です。

特に運送業界は人手不足が深刻なので、未経験者が就業しやすい業界だといえます。未経験者の採用に積極的なので、普通自動車免許があれば会社の負担による大型免許取得できるケースも知られています。

長距離ドライバーの年収は、低くても400万円、高い人は1000万円を超えますが、物流企業は高い給料を払ってでもドライバーの確保なため、給料アップの傾向がつづいています。

 

施工管理

施工管理の仕事は、住宅などの建設工事の現場を取り仕切る立場の仕事です。業務内容は工事がスムーズに進むように、現場全体を管理します。

業務内容には「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全管理」の4つがあります。

平均年収は約600万円です。施工管理にはインセンティブはありませんが、しっかり残業代が支払われるため、収入は比較的高くなりやすいでしょう。

また、施工管理に関係する国家資格として、1級、2級建築施工管理技士や、1級、2級土木施工管理技士などがありますので、それを取得すると、さらに収入アップが期待できます。

施工管理も慢性的に人手不足で、初心者でもOKという案件も多くあります。国家資格取得には、現場の実務経験が必要なので、働きながらスキルを高め、基礎知識を身につけた後に資格を取得し、さらなる収入アップにつなげると良いでしょう。

MR(医薬情報担当者)

MR(Medical Representative=医薬情報担当者)は、製薬会社の営業担当として医師や薬剤師に自社製品を紹介する仕事です。自社の医薬品に関する知識は研修で学べるため、未経験でも挑戦できない職種ではありません。

医療に関わる、社会的意義の高い仕事であり、専門性が高いことから安定した高収入が期待できます。

MRの中には薬剤師の資格をもった方もいますが、文系・理系を問いません。さまざまなバックグラウンドの人材を採用し、社内での育成に力をいれています。他よりもコミュニケーション能力と学習意欲が求められる仕事です。

MRの平均年収は640万程度です。優秀な人材を集めるため、営業職の給与としては、高めに設定されています。また、営業成績に応じたインセンティブも別に支給されるケースがあるため、好成績をあげれば年収1000万円以上の方もいます。

30代からでも稼げる仕事に就くための4つのステップ

30代から稼げる仕事に就くために、次の4ステップを意識するとよいでしょう

自己分析と目標設定をする

高年収の期待できる稼ぎやすい仕事に就くためには

「今自分に何ができるのか?」

「保有しているスキルや資格はあるのか?」

など、これまでの自分の経験を棚卸してみると良いでしょう。

30代になると、ほとんどの方がこれまで勤務してきた中で培った経験を持っているはずです。仕事経験で得た学びや成果を、詳細に書き出していくと効果的です。

これによって自身の会社への貢献度がわかるようになります。保有資格もすべて書き出すようにしてください。全く違う業界に挑戦する場合であっても、取得した資格や検定が役に立つ場合もあります。

 

徹底した業界研究を行う

高収入の仕事に就くために、転職先の業界をよく研究するようにしてください。未経験で異業種に挑戦する場合には、業界が自分に合っているか確認が大切です。業界の研究は、選考を受ける際の志望動機にもつながるので重要な要素です。

自分の挑戦する業界を把握しておくと、応募する企業の立ち位置なども良く判ります。これが、求人を選ぶ際のポイントにもつながるでしょう。

経験がないからこそ、人より業界について勉強する必要があるのです。少しでも即戦力として使えるような知識を得ておくと、転職活動を有利に進められるでしょう。

 

仕事への優先順位をつけて考える

ある程度の収入を望むほかに、仕事に対する希望条件の優先順位をつける必要があります。

優先順位を考えて仕事を選んでいくと、選択肢を絞り込めるため、あれこれ迷わずに済むでしょう。

具体的には

「規則正しい生活を送りたい」

「残業は少なくプライベートを充実させたい」

「可能な限り土日は休みたい」

など、仕事に対する優先順位を明確にしてから、転職活動を進めると良いでしょう。

条件を絞り込めば、どんな業界のどんな職種が適しているのか自ずと見えてきます。

収入を最優先する場合も、勤務の自由度、会社の風土など、自分が活躍できる環境であることを確かめなくてはなりません。

 

なりたい将来像から逆算する

具体的な業界や職種を選べない場合は、仕事ではなく、10年後の自分がどんな風になっているか想像してみるようにしてください。

「結婚して一軒家に住みたい」

「都会でバリバリ働きたい」

「海外で活躍できるになりたい」

「思い切って起業したい」

など、将来の希望や夢は具体的に描けるはずです。

ここから、自分のなりたい将来像を描いていくのです。そして、なりたい将来像を叶えるためには、どんなスキルが必要になるか、などがハッキリしてくるでしょう。

関連する必要な資格取得や実務経験を通じて、その道でさらにステップアップできる可能性があります。

なりたい将来像を明確に設定すれば、モチベーションの維持にもつながりますし、転職活動を優位に進められるようになるでしょう。

未経験でも高収入を狙える業界の特徴

先ほど紹介した未経験であっても、高収入を狙える業界は存在しています。この項目では、30代の未経験者が狙うべき、高収入を得られる業界をそれぞれ解説していきます。

1. 成果主義の報酬体系

高収入な仕事の多くには、基本給に加えて成果に応じた報酬(歩合給やボーナス)が設定されています。

努力や結果次第で、自身の予想を収入の上昇カーブが上回る可能性があります。

そのため未経験者でも、高いパフォーマンスを発揮すれば、それに見合った報酬を得られる可能性があります。

 

2. 人材不足の業界

慢性的な人材不足に悩む業界では、未経験者の採用に積極的な傾向があります。そのため、参入障壁が比較的低く、未経験者でも挑戦しやすい環境が整っています。

また、人材の需要が高いため、能力次第では早期の昇進や給与アップも期待できます。

IT業界も人手が不足しているので、エンジニアもおすすめの仕事です。

エンジニアへの未経験転職事情!求人情報やおすすめのエージェントやサイトを紹介
DAINOTE株式会社インディバース

 

3. 充実した研修制度

高収入が望める仕事の多くは、専門的な知識やスキルが要求されます。そのため、未経験者でも働きながら必要なスキルを習得できるよう、充実した研修制度を設けている企業が多いです。これにより、未経験者でもキャリアをスタートさせやすい環境が整っています。

 

4. コミュニケーション能力重視

高年収な仕事の多くでは、顧客や取引先とのやり取りが重要な要素となっています。そのため、専門知識よりもコミュニケーション能力や対人スキルが重視される傾向があります。これらのソフトスキルは、過去の職歴に関わらず評価されるため、未経験者でも自身の強みとしてアピールできます。

 

5. スキルの汎用性と市場価値

これらの仕事で求められるスキルや経験は、多くの場合、他の業界や職種でも活用できる汎用性の高いものです。たとえば、営業スキルや管理能力、専門的な資格などは、様々な分野で重宝されます。

そのため、一度スキルを習得すれば、長期的にキャリアアップや高収入を望める可能性が高くなります。 

 

プロセルトラクションが30代未経験からの稼げる転職をサポート

この記事で30代の未経験者が稼げる仕事に就くための方法は説明していますが、未経験者が稼げる仕事に就くのは、簡単ではありません。そこでプロセルトラクションでは、あなたにマッチした転職活動のサポートをします。

まずは話を聞いてみる

 

高収入を得るためにあると有利な4つの資格

ここまでは、特別な資格が必要ではない稼げる仕事をいくつか紹介してきました。

しかし、高収入を得るために持っていると有利な資格があるのも事実です。高収入実現に向けて取得したい資格を4つに絞り、それぞれ解説していきます。

TOEIC

TOEICは、英語に関連したスキルやコミュニケーション能力を測るテストで、近年は日本でも一部のビジネスシーンでは英語が使われるようになりました。

しかし、まだまだ英語を話せるビジネスパーソンは少数で、多くの企業が多言語に対応できる人材を求めています。

自身の英語力が証明できるTOEICで良い点数を取れれば、高収入を得られる可能性が広がるでしょう。

TOEICは、取得した点数によって英語レベルが評価されます。転職によって高収入を狙うのであれば、最低でも600点以上は目指したいところです。

より一層高収入を得たいのであれば、大手企業の海外部門や、社内共通語が英語の外資系への転職を狙うと良いでしょう。この場合、800点以上の取得が望まれます…。

 

日商簿記

日商簿記は、企業の経営活動を記録や計算、整理をして、その企業の経営成績と財政状態を明らかにする技能を、証明する資格です。日商簿記の資格を取得すると、経理や財政を始めとした、ビジネスマンとして必要になる知識を総合的に高められるでしょう。

日商簿記は、試験の難易度によって、4つのレベルに分かれています。

以上の4つのレベルです。転職により、高収入を得るためには、最低でも2級を取得してください。2級の合格率は、約25%であるため、決して高くありません。試験合格に向けた学習が必要になりますが、汎用性の高い資格ですので、取得を目指すと良いでしょう。

 

MOS

MOSは、マイクロソフト社製のオフィスソフトのスキルを証明するための資格で正式名称は「マイクロソフトオフィススペシャリスト」です。

パソコンのスキルを客観的に証明できる資格であるため、PC関連の仕事で稼ぎたい方には、必須の資格と言えるでしょう。MOSは、対策学習がそのまま実務の能力に直結するため、転職後の業務に活かせます。

また、MOSは「一般レベル(アソシエイト/スペシャリスト)」「上級レベル(エキスパート)」2つのレベルに分かれ、合格率は一般レベルが80%、上級レベルが60%程度です。

 

社会保険労務士

社会保険労務士は、国家資格の1つです。主に企業の就業規則、労務や給与、年金などの管理を行います。例年8月に行われる試験に合格する必要があります。

実務経験を2年以上の経験、また事務指定の講習を受けなければ、社会保険労務士として登録できません。社会保険労務士は合格率が低い資格としても知られ、合格率は7%程度です。平均3回の受験を経て、ようやく合格できる難易度の高い資格です。

社会保険労務士しか行えない業務もたくさんあり、企業からの需要は高まっています。企業の生産性向上の取り組みや、働き方改革の推進の影響もあり、社労士が企業に採用されるケースも多くあります。

社会保険労務士の事務所や、企業の人事・総務部、コンサルティングなどでは、社会保険労務士が重宝されているので、持っていると高収入を得られる資格と言えるでしょう。

 

30代からのキャリアチェンジにおける心構え

30代からのキャリアチェンジは、20代に比べると、幾分かハードルが高めです。

そこでこの項目では、30代未経験から異業種に挑戦する際の、心構えについて、細かく解説していきます。

採用する企業側の方針が20代と違う

30代の転職が難しいと言われるのは、20代の方と比べ、採用する企業の方針が大きく異なるためです。

20代は、会社が戦力として育成する要素も少なくありません。

しかし、30代は「今までの経験を活かして、即戦力として働いてほしい」と期待されています。

採用後即戦力として働けるように、前職での経験を整理し、新たな職場でもすぐに活かせるように準備しておかなければなりません。

 

若い世代に比べ求人数が少ない

転職市場は、近年人手不足が続いています。そのため、求職者にとっては、有利な状況です。ただし、30代未経験者向けの求人は、20代に比べると少ないのも事実です。

20代には、若さやポテンシャルを期待し「未経験OK」という求人を出しますが、30代は実務や経験を重要視されるため、未経験OKの求人自体が少ないのです。

収入や勤務地といった自分の設定した条件とマッチする求人を探そうとすると、30代向けの求人は、一層少なくなるため、仕事選びに苦労するかもしれません。この辺の状況をよく考え、受けられる求人に、積極的に応募していく姿勢が大切になるでしょう。

 

焦って転職すると収入が下がる可能性がある

30代での転職に焦りは禁物です。選考が進んだ企業をあわてて選ぶことで、年収が前職よりも下がったなどと後悔を招くケースもあるので、注意が必要です。

年収を減らさずに、逆に稼げる仕事に就くためには、下記のポイントを重視すると良いでしょう。

  • 年収の交渉をする
  • 賞与や残業代など手当てを確認する
  • 自身を高く評価してくれる企業を選ぶ

早く転職を決めたい気持ちはわかりますが、条件面で妥協するのはおすすめできません。

収入の交渉をしないまま採用されると、年収が下がってしまうかもしれません。賞与の金額や、回数などは、事前にしっかりと確認し、前職の収入を下回らないように交渉しましょう。

転職エージェントを活用して、代理に交渉してもらう方法がよいでしょう。

 

30代の強みを活かした稼げる仕事に就こう

30代未経験でも挑戦できる高収入の仕事は存在します。まずは、自己分析と目標設定、そして業界の研究をしっかり行ってください。その上で、なりたい将来像から逆算して考えていけば、成功するキャリアチェンジが可能となるでしょう。

今回の記事では、未経験の30代が稼げる仕事に就くための方法を解説しました。主に、どんな仕事が高収入であり、どのようなステップを踏む必要があるのか? そして狙い目の業界や、あると有利な資格など、幅広くまとめたので参考にしてください。

プロセルトラクションが稼げる仕事に就くためのお手伝いをします

プロセルトラクションは営業・マーケティング職の知見が深く、求人案件も豊富です。未経験でも応募可能な高収入案件も豊富に揃っておりますので、ぜひご相談ください。あなたの夢を叶える転職をサポート致します。

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