「20代のうちに転職を成功させたい!」とお考えではありませんか。実際に20代の転職は多く、ポテンシャルや実績が評価されて採用につながりやすいといえます。
20代の転職が成功しやすいとはいえ、応募時に志望動機を効果的に伝えられないと、入社後の活躍を具体的にイメージされにくく採用の可能性が低くなるでしょう。
この記事では、20代の転職を成功させるための志望動機の効果的な書き方やNG例を解説します。転職を成功させてもっとキャリアアップしたい方は、ぜひご覧ください。
目次
20代の転職はチャレンジしやすい
新卒で入社した会社を早期に離職する人の割合が増えています。
すなわち20代で早めに転職を経験する人が多くなっていることになります。企業の目線では、20代前半の人材のポテンシャルが評価されやすく、未経験業界・職種でも転職しやすいといえるでしょう。
一方で、20代後半の転職では経験やスキルが求められますが、若さというポテンシャルも評価されやすいため30代以降よりはスムーズに転職しやすいのです。
転職で約半数が収入アップを実現
20代の転職によって年収アップした人の割合は46%です。つまり半数近くが収入を増やすことに成功しています。
また、20代や第二新卒をターゲットにした求人も多いため、もし転職先があわなかったとしても充分に巻き返せます。
近年では新卒から同じ会社に居続けるほうが珍しいかもしれません。体力・吸収力がある20代のうちに新しい仕事にチャレンジするのは、よいタイミングといえるでしょう。
※出典:厚生労働省:令和2年転職者実態調査の概況(個1.直前の勤め先及び現在の勤め先の状況)
20代の会社員が仕事に感じやすい悩み
20代は仕事上の悩みがきっかけとなって転職活動を始めることが多いといえます。
20代前半と後半では悩みも異なるためそれぞれ解説します。
20代前半の悩み
20代前半(20~24歳)の会社員の悩みは以下の通りです。
- ・人間関係がうまくいかなかった
- ・いろいろな会社で経験を積みたい
- ・満足のいく仕事内容ではない
会社での人間関係や実力を出しきれない状況が、転職のきっかけになっていると考えられます。
20代後半の悩み
20代後半(25~29歳)の会社員では以下のような悩みに変わります。
- ・満足のいく仕事内容ではない
- ・賃金が低かった
- ・賃金以外の労働条件がよくなかった
20代後半は仕事にくわえて結婚や育児を経験したり、ライフステージについて考えたりする人が増えてくる時期ではないでしょうか。
そのため、自身のキャリアプランやライフステージを見据えての転職が多いと考えられます。
20代で転職できる人の特徴
20代で転職を成功させる人の共通点について解説します。企業の情報収集や効果的なアピール方法、前向きな態度で転職に望むことが重要です。
企業や転職市場の情報収集ができている
入社したい企業の情報を深く知ってから応募すれば、入社後のミスマッチが起こりにくいです。求められているスキルや待遇面などのよりくわしい情報は、人材紹介サイトや転職エージェントから収集できます。
転職市場の動向はつねに変化しているため、最新の20代の転職事情について調べることが重要です。そのために、新聞やネットのニュース、厚労省のデータなどから求人倍率や転職しやすい時期、業種などの情報をリサーチを心がけるとよいでしょう。
ポテンシャル・実績を効果的にアピールできている
20代前半の方はポテンシャル重視で構いませんが、20代後半であればスキルや実績を効果的に伝えます。
会社が求める人物像と合致するように、自身が持っているスキルや経験をアピールすることが重要です。
転職理由を前向きに伝えている
転職の理由は「どのような仕事がしたいか」「これからどのようなキャリアを積み上げていきたいか」などポジティブな言葉にして伝えます。
前向きな熱い気持ちで伝えれば、ポテンシャルを感じてもらいやすいでしょう。
プロセルトラクションがあなたの転職をサポート
営業・マーケティング職の知見が深く、求人案件も豊富なプロセルトラクションでは、ルート営業の案件も豊富です。
20代で営業職に興味があるなら、あらゆる業界・商材の営業を経験してきたプロセルトラクションに相談してみませんか。
20代の転職を失敗しやすい人の特徴
20代の転職でうまくいかないケースを挙げます。自己分析をしないことや自己中心的な考え方にくわえて、志望動機をうまく伝えられないことも失敗しやすくなる原因です。
自己分析ができていない
自己分析をしていないと、これまでの経験や強み・弱み、今後どう働きたいかなどが明確化できません。そのため周りの評価に流されてしまい、自分に適した会社を選べなかったり、ミスマッチも起きやすくなったりします。
転職理由が現職の不満ばかりになっている
「職場の人間関係がうまくいかない」「残業が多い」など転職理由が現職の不満ばかりになっていると、面接担当者に早期退職や採用のリスクを感じさせてしまいます。
面接では転職理由を前向きな言葉にして伝えるのが効果的です。
志望動機・やりたいことをうまく伝えられない
志望動機ややりたいことを自身でしっかり理解することは重要ですが、それらを書類選考や採用面接の際にきちんと伝えなくては意味がありません。
志望動機をうまく伝えられれば、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなるため、転職に成功しやすくなるでしょう。
20代の転職を成功させる志望動機の書き方
20代の転職は志望動機の書き方次第で決まるといえます。なぜなら志望動機には入社の意欲の強さや企業への理解度の深さがはっきりと表れるからです。
入社後の活躍を採用担当者にはっきりとイメージしてもらえれば、採用の可能性を高められます。
転職を成功させるための志望動機の書き方のポイントは以下の通りです。
転職理由と志望動機を結びつける
現職をやめる前向きな理由と、転職先を選んだ理由を結びつければ説得力が増します。
たとえば「現職で感じた思いを、応募先で実現できると考えた」というストーリーは意欲を感じてもらいやすいです。
採用面接時には退職の理由をよく聞かれるため「ステップアップして転職を成功させたい」と前向きにアピールしましょう。
スキル・経験を応募先でどう活かせるか書く
採用担当者は、志望動機から「入社後に活躍してくれそうな人材」を見極めたいと考えています。そのため、スキルや経験についての内容は企業ごとに変えることをおすすめします。
企業によって応募要件・求められるスキルは異なることから、それらを確認したうえで必要な能力をアピールします。
オリジナルの経験・考え方をもとに書く
自身の経験・考え方をもとに志望動機を書くことで、採用担当者の目に止まりやすくなります。
具体的には「もっと裁量権のある仕事をしたい」と希望したとします。
応募先と取引のある知人から「応募先で大きな裁量権が持てること」を聞いたのであれば、その経緯も含めて「だからこそ大きな裁量権を持てる御社で働きたい」と説明します。
20代の転職で志望動機に書くとNGな例
がんばって志望動機を書いても採用担当者に響かないと転職が難しくなります。
ここでは書いてはいけない例を挙げるので参考にしてください。
抽象的に書いてしまう
「理念に共感した」「今までの経験を活かせる」などの抽象的な表現は使いやすいですが、具体性が弱く説得力がありません。
自分で考えて、理由や具体例をまじえて論理的に書くことが重要です。
たとえば理念に共感したのであれば、具体的に共感したエピソードを理念に照らし合わしたうえで、どのように働くかを伝えます。
ユーザー目線で企業を褒めてしまう
「よく見かける社名だから」「商品を愛用している」などのユーザー目線では、採用担当者に入社後の活躍がイメージされにくいです。
「愛用している製品の売上を上げるために自分ならどんな戦略を取るか」など自分を採用することで得られる企業側のメリットを必ず書きます。
「学ばせてください」という受け身の姿勢である
「学ばせてもらえそう」という志望動機は、採用担当者に受け身な印象を与えてしまいます。
20代はポテンシャルを評価されやすいとはいえ、採用担当者は応募者が主体的に行動できるかどうかをチェックしています。
待遇面がメインの応募理由になっている
給与水準の高さや有給休暇の取りやすさなどの労働条件のよさを押し出した志望動機は、仕事に対して消極的であると思われかねません。
待遇面のよさをプッシュするよりも、まずは自身の貢献意欲をアピールしましょう。
【未経験OK!】20代におすすめの転職先・職種
未経験でも求人の多い転職先を紹介します。ポテンシャルが評価されやすい職種を中心におすすめしています。
営業職
営業職は多くの業界で必要とされていながら、社会人の基礎スキルがあれば活躍できる仕事です。20代は体力や吸収力があるため、未経験でも採用されやすいです。
また、営業経験者であればスキルや実績を評価されるため、年収アップも期待できます。
エンジニア職
エンジニア業界は専門的な職種ですが、IT技術が急速に成長したため人手不足の状態が続いています。未経験OKの求人も多く、20代は吸収力も高いため採用につながりやすいでしょう。
エンジニア職は年収が高い傾向があり、専門的なスキルも身につきます。
マーケティング職
マーケティング職などの情報通信業は、人手が足りていないため求人が多いです。
マーケティングは企業データを分析し、課題を発見することで改善につなげる仕事です。近年ではWebサービス関連の需要が高まっています。
未経験からチャレンジする場合は、事前にマーケティングの知識や資格を得ておくと、採用確率が上がります。
20代の転職を成功させよう
20代はポテンシャルを評価されやすく求人数も多いことから、転職によいタイミングといえます。よりよい転職のためには、書類選考・採用面接時の重要なアピール材料となる志望動機の書き方を理解して成功確率を高めることが重要です。
今後のキャリアアップのためにも20代での転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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