これまでに磨いてきた営業スキルを活かして「フリーランスや個人事業主として独立したい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。フリーランスの営業代行として独立するには、自分自身の実績をアピールして仕事を獲得する必要がありますが、近年は専用のプラットフォームも充実しています。
「営業人材が足りない」と悩む企業は少なくありませんが、「自社で雇用して育成まで行うのは大変なため躊躇する」と考える企業も多いようです。こうした企業にとって、業務委託で自社の売上拡大に貢献してくれる「営業フリーランス」は心強いパートナーとなるでしょう。
本記事では、フリーランスの営業代行で成功する方法について解説します。フリーランスや個人事業主として、営業代行に取り組んでみたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
フリーランス営業代行の業務
営業代行とは、企業の代わりにさまざまな営業活動を行う業務のことです。営業代行専門の会社もありますが、近年では個人で活動する営業フリーランスも増えています。
営業代行の業務内容は、以下のとおりです。
- ・見込み客へアプローチしてアポイントを獲得する
- ・見込み客へ直接訪問やオンライン上でセールスを行い、クロージングする
- ・既存顧客へのフォローや、新規案件の営業を行う
- ・セミナーやイベントを行う際の集客サポートや運営準備
- ・リファラル営業を行い、紹介された人に商品を販売する
- ・営業戦略を、企業のマネージャクラスと共に考案する
フリーランスの場合は、上記に挙げたような業務を担えることを企業に示さなくてはなりません。
自動的に仕事が舞い込んでくる営業パーソン以外は、過去に自身が残した営業の実績を明示する必要があるでしょう。
フリーランス営業代行になる5つのメリット
フリーランスとして営業代行の仕事に取り組むことで、働き方や収入、キャリアの形成など、さまざまな面での自由度が広がります。
会社に縛られずに自分のペースで働けるだけでなく、成果に応じて報酬を増やせたり、得意分野に特化して案件に取り組んだりすることも可能です。
ここでは、フリーランスの営業代行として働くことで得られるメリットを5つ紹介します。
成果に応じて高収入を目指せる
営業代行の案件には成果報酬型が多く、成果を出した分だけ収入が増える仕組みが整っています。努力やスキルが直接収入に反映されるため、モチベーションを高く保てるのがメリットです。
営業力に自信がある人の場合は、会社員時代の固定給よりも高収入を得られる可能性が高くなります。自分の頑張りが報酬につながる点は、大きな魅力でしょう。
働く場所や時間を自由に選べる
フリーランスの営業代行は、オフィスに通勤する必要がなく、自宅やコワーキングスペースなど好きな場所で仕事ができます。勤務時間も固定されないため、自分のライフスタイルに合った働き方が可能です。
たとえば午前中に業務を進め、午後は家族と過ごしたり、趣味の時間に充てたりといったスケジュールも実現できます。子育てや介護、副業との両立を目指す人にとっても、自由度の高さは大きな魅力です。
得意分野や好きな業界の案件に特化できる
フリーランスの営業代行は、自分の得意分野や関心のある業界に絞って活動することも可能です。ITに詳しい人であればSaaSやシステム関連、不動産や人材業界の経験者はその分野に特化するなど、自分の強みを活かした営業が可能です。
特定の業界知識を深めることで、クライアントからの信頼度も高くなり、専門性のある営業パーソンとして評価されます。好きな業界の営業であれば、やりがいも感じられるでしょう。
自分の営業スタイルを追求できる
企業に属している場合はマニュアルや会社の方針に従う必要がありますが、フリーランスであれば、自分の営業スタイルを追求できます。対面営業を得意とする人は訪問営業や商談に力を入れ、オンライン営業が得意な人はリモートで成果を出すといった柔軟な選択が可能です。
自分に合った営業方法を追求することで、成果も上がるでしょう。自由度の高さは、仕事に対する満足度を高める要因にもなります。
スキルや実績を積むほど継続案件が増える
営業代行の仕事では、実績を積めば積むほど、新しい案件につながりやすくなります。クライアントからの信頼度が高まれば、より継続的に依頼されるケースが増え、収入も安定します。
成果が実績として残ることで、他の企業への提案や営業活動にも活かせます。経験と実績の積み重ねにより「仕事が仕事を呼ぶ」好循環を生み出せるでしょう。
フリーランス営業代行の業務を行う際の注意点
フリーランスで営業代行を行ううえで気をつけたいのは、受注の見通しが立ちづらい点です。営業の難しさとして、顧客が迷い始めると商談が長期化してしまうリスクがあります。商談が成立した場合でも、導入時期を営業側がコントロールするのは難しいでしょう。
ここでは、フリーランス営業代行を行う際の注意点を解説します。
受注の見通しが把握しづらい
大前提として、営業側が、成約時期を完全にコントロールすることは難しいでしょう。最終的に成約に結び付けば問題はありませんが、商談が長期化して失注した場合は、期待されたインセンティブは得られません。仮にフルコミッションの契約を結んでいた場合は、惜しい商談や、時間と手間がかかった案件でも、すべて収入がゼロになってしまいます。
企業側も受注できそうか、営業は順調なのかが気になるため、定期的な報告が求められます。甘い見通しを伝えると過度に期待されてしまいますし、厳しめに報告した場合は「正しく活動していないのでは?」といった疑念を持たれかねません。
案件の受注が軌道に乗るまでは、企業とコミュニケーションを取りながら、適切なバランスを探る必要があります。
顧客の社名を名乗る場合は細心の注意が必要
契約形態によって異なりますが、営業代行として個人名で営業活動を行う場合と、依頼元の社名を名乗って営業する場合があります。
顧客の社名を名乗る際には、その企業の看板を背負っているという自覚が必要です。新規セールスにおいては、営業に落ち度がなくても、相手が気分を害した場合はクレームにつながってしまう可能性があります。
個人でセールスする時とは責任の範囲が異なるため、過度なセールスは控えるなどの注意が必要です。
常に契約が途切れる可能性がある
フリーランスの営業代行は、個人でフットワーク軽く動ける点が魅力です。しかし企業側からすれば、依頼しやすい反面カットしやすい対象でもあります。
・営業代行として十分なパフォーマンスを残せていない
・自社で営業人員を採用することになった
・営業戦略を見直して外注をストップすることになった
上記のような理由により、短期間で契約が終了するケースもあるでしょう。
契約が途切れる可能性は常にあるため、複数社と契約しておくなどの予防策が必要かもしれません。
フリーランス営業代行に必要な5つのスキル

企業がフリーランスの営業代行に求めているのは、即戦力として成果を出すことです。
そのためフリーランスとして営業代行を行う際には、営業経験だけでなく、戦略設計力やセルフマネジメント力など幅広いスキルが必要となります。ここでは、フリーランスの営業代行に必要なスキルを5つ紹介します。
営業スキル
フリーランスの営業代行にとって、もっとも重要なのは「基本的な営業スキル」です。
そのなかでも、顧客のニーズを正しく引き出すためには「ヒアリング力」が欠かせません。相手の話を丁寧に聞き、課題や要望を整理することで的確な提案が可能になります。
また、提案から成約までをスムーズに導くためには、クロージング能力も必要です。企業がフリーランスの営業代行に依頼する際に期待しているのは、成果です。営業の基本的なスキルが伴っていなければ成果を出せないため、信頼を得ることは難しくなるでしょう。
論理的思考と戦略設計力
営業フリーランスには、単純な営業スキルだけではなく、戦略を立てる力も求められます。商材やターゲットに応じた営業戦略を立案することで、成果を出しやすくなるためです。
さらに、営業活動を振り返り、PDCAを回して改善する「論理的思考」も必要とされます。フリーランスで営業代行を行う場合は、組織のサポートが限られるため、自ら考えて行動できるかによって成否が分かれます。
デジタル対応力
近年は、オンラインでの営業活動が活発に行われています。そのため、CRMやSFAなどの営業支援システムや、オンライン会議用のツールを使いこなすためのデジタル対応力が欠かせません。
営業に必要なデジタルツールを使いこなせるかどうかで、業務効率やクライアントからの信頼度が大きく変わります。
また、メールやチャットなどの非対面コミュニケーションにおいては、信頼関係を築くための「デジタルコミュニケーション能力」が必要とされます。非対面での営業だからこそ、文章だけで適切に伝えるスキルが必要とされるのです。
コミュニケーション力
営業活動は、コミュニケーション力の有無によって明暗が分かれます。信頼関係を築くためには、相手の業界に合わせた会話ができることはもちろん、柔軟かつ誠実な対応が不可欠です。
フリーランス営業代行の場合は、クライアントとの関係を継続させることが収入の安定につながります。そのため、単発の成果だけでなく、長期的な信頼関係構築を意識する必要があります。
ビジネスマインド
フリーランスや個人事業主には、営業力だけでなく、ビジネス感覚も求められます。契約条件や報酬の交渉ができるかどうかは、働き方や収入に直結します。
また、案件の掛け持ちやリスク分散をするなど、業務を継続するための思考も欠かせません。営業代行をこなすだけでなく、経営者的な視点で自身の活動をマネジメントすることで安定したキャリアを築けます。
受注から業務開始までの具体的な流れ
営業代行フリーランスとして成果を上げるには、実際の業務の流れを知っておくことが大切です。発注元と営業代行はパートナーであるため、業務開始前にチェックすべきことがあります。
おおむね以下の流れで進みますので、事前に確認しておきましょう。
ヒアリング・レクチャー
最初に行われるのは、業務のレクチャーやブリーフィングです。営業代行側が主導する場合は、ヒアリングともいいます。
商品の情報、獲得してほしい顧客の種類、期限、価格などを発注元が定義します。
競合となる企業の情報、普段の営業先の探し方、導入実績、値引きの可否や希望金額についても、すり合わせておきましょう。
契約内容の確認
固定給や出来高(インセンティブ)の条件提示を受け、業務委託契約を結びます。業務開始時期や報告方法、スケジュール、営業体制についても必ず確認しておきます。
契約を取り交わしたあとは、直接面談を行う機会が少ないかもしれません。熱意や成約に向けたイメージを再度伝えておきましょう。
事前準備:チーム編成やセールスツールの支給
発注元より、ツールの支給を受けます。契約後の事務手続きについても、このタイミングで確認しておきましょう。
1つの案件で、複数名の営業フリーランスがチームを作りプロジェクト化するケースもあります。ただし、あくまでも個人として営業結果が問われるのがフリーランスの世界です。
営業実行:初期はまめなチェック体制を作る
営業代行がアポイントを獲得し、実際に見込み客を訪問し商談することになった場合、当初は発注元の社員に同席してもらうパターンもあります。商談に同席してもらうことで、互いの認識のズレを減らせます。熱意あるセールスを行うことにより、発注元からの評価も高まるはずです。
発注元の担当者が、顧客にどのような質問を行うのかもしっかりと観察しておきましょう。
フィードバックの内容を報告する
営業件数を重ねると、客先から出る要望や、受注金額などで市場とマッチしている点、ミスマッチな点も分かってきます。より有利な受注を獲得するためには、フィードバックを発注元に伝えることが重要です。
製品の改良や受注条件の見直しにつながれば、売上が上がることも期待できます。
仕事を取れるか取れないかだけではなく、自身のどんな点を強調すれば有利に事が運ぶかなど「売り方やブランディング戦略」を一緒に考えてもらうことも有効です。長期的に、自身の営業力アップにつながるような企業とタッグを組むことが重要です。
プロセルトラクションが営業代行としてサポート
フリーランス営業代行の業務内容や流れについて解説してきましたが、実際にすべて一人で業務委託を受ける場合はリスクも伴います。できる限りリスクを回避して、フリーランス営業代行として活動したい場合は、営業代行会社と業務提携を行う方法もあります。
プロセルトラクションでは、多くの営業フリーランスに業務を発注しています。営業代行の業務獲得に興味のある方は、ぜひご相談ください。
フリーランス営業代行で成功するための3つのポイント
フリーランスとして営業代行に取り組む場合、営業スキルがあるだけでは、長期的に成功し続けるのは難しいかもしれません。長期間成果を出し、安定して案件を獲得するためには、戦略的な準備やキャリアの積み方が重要になります。
ここでは、フリーランス営業代行で成功するための3つのポイントを紹介します。
今後成長する業界の知識を身に付ける
フリーランス営業代行で成功するためには、需要が高い業界を見極めることが大切です。成長産業や市場が拡大している分野に強みを持つことで、案件獲得のチャンスが広がります。
たとえば、IT・SaaS・医療・ヘルスケア・環境・エネルギー関連などは、今後も需要が伸びる分野だと考えられています。これらの業界の動向を継続的に学び、専門知識を深めておくことが重要です。
「この人は、この業界の事情に詳しい」と印象づけることにより、クライアントからの信頼度が高まります。結果として、長期的な契約や高単価案件につながりやすくなるでしょう。
企業で営業経験を積んでから独立する
フリーランスで営業代行を始める前に、企業で営業経験を積んでおくことをおすすめします。法人営業、個人営業、インサイドセールスなど、さまざまな経験をすることで、営業活動の基本から応用まで幅広く身に付きます。
企業に属している間はフィードバックを受けられるため、スキルの伸びが早い点もメリットです。
企業で経験を経てから独立することで「実務経験あり」という実績を提示でき、案件獲得につながりやすくなります。戦略を組み立てる力も身に付くため、独立後も成果を出しやすくなるでしょう。
営業エージェントを活用する
フリーランスとして営業代行を始めたばかりの頃は、人脈や実績が少ないため、案件獲得に苦労するケースが少なくありません。そこで活用したいのが、営業エージェントです。
営業職に特化したエージェントサービスや、プラットフォームを利用することで、自分に合った案件を効率よく見つけられます。
エージェントによっては案件の紹介だけでなく、契約条件や報酬面の調整をサポートしてもらえる場合もあります。営業活動に集中するためにも、エージェントの利用は有効です。
初期段階での案件獲得ルートとして活用し、徐々に直接契約やリピーターを増やしていくことで、安定した営業代行ビジネスを築くことができます。
プロセルトラクションでは、営業フリーランスの活動をサポートしています。ビジネスパーソンとしての市場価値を高められる環境で、レベルアップが可能です。
当社マネジメントが介在しており、安定した業務環境を提供しておりますので、営業フリーランスに挑戦したい方は、お気軽にご相談ください。
フリーランス営業代行の相場
フリーランス営業代行の報酬は、固定報酬と成果報酬、両方をミックスしたハイブリッド型の3種類に大別されます。
固定報酬型の場合は、日当で2~3万円、月額報酬で30~60万円程度が相場になります。ただし、営業パーソンの経験やスキルによって金額は異なります。
成果報酬型は、獲得した成果に応じて報酬が支払われる方式です。フリーランス営業代行の場合は、売り上げの20~50%が報酬の相場となります。成果が出なければ報酬はもらえないため、注意が必要です。
ハイブリッド型は、固定報酬と成果報酬を組み合わせた報酬体系です。固定報酬が5~20万円程度、成果報酬は売り上げの10~40%程度が相場となります。固定報酬と成果報酬の割合は、人によって設定が異なります。
最低金額保証のうえで、「固定報酬にプラスして、1件売るごとに成果報酬をもらう」タイプのハイブリッド契約が、もっともおすすめです。双方にとってよい条件であるため、依頼側の企業との信頼関係が深まり、長期的な営業戦略が構築できるでしょう。
フリーランス営業におすすめのプラットフォーム
フリーランスの営業代行として活躍する、営業パーソンが増えています。
企業で培ってきた営業スキルを活かして、依頼を受けた現場に常駐したり、外回りしたりするスタイルが多いようです。実績のあるフリーランス営業パーソンの場合は、企業からの依頼を受けて、若手営業社員に向けた営業研修を行うといった仕事もあります。
これから営業代行をスタートしたいというフリーランスの方の場合、まずはプラットフォームに登録するのが仕事獲得の近道でしょう。
依頼側には「営業代行企業に発注するほどではない」ものの、ピンポイントでセールスパーソンを補強したいニーズがあります。こういったケースでは、フリーランスの営業代行に白羽の矢が立ちやすくなるのです。
プラットフォームに掲載されている案件には成果報酬型が多く、売った分だけ収入と実績が増えます。比較的気軽に受注でき、やりがいにもつながりやすいでしょう。
ここでは、企業案件を受注するためにおすすめのプラットフォームを3つ紹介します。
プロセルトラクション

BtoBの新規事業に特化した営業支援会社であるプロセルトラクションでは、営業フリーランスをサポートしています。
常時30件以上の稼働案件があるほか、新規案件も毎月あるため、適した案件にアサイン可能です。大手企業や急成長中のスタートアップ企業の案件が多く、営業パーソンとしての市場価値を高められます。
プロセルトラクションの営業チームの一員としても活動できるため、教育やマネジメントなどのサポートも受けられます。
高単価×固定報酬(インセンティブあり)×交通費支給×備品貸与など、魅力的な案件を扱っています。
カクトク

カクトクは、フリーランス営業パーソンと、営業支援を求める企業のマッチングを行う営業代行プラットフォームです。
掲載されている中から自分のスキルが活かせる企業を見つけて、支援プランを提案する方式です。
平均報酬額は、月35万円程度となっています。全案件固定報酬制で、案件によっては成果報酬がプラスされる場合もあります。スタートアップから大手企業まで、多くの案件が掲載されているのが特徴です。
サイドビズ

サイドビズは、営業職やフリーランスの副業探し、営業代行会社の仕事探しに特化したプラットフォームです。
業務内容によって、固定報酬や成果報酬に分かれますが、両方もらえる案件もあります。
「ノルマなし」「副業OK」「固定報酬あり」など、さまざまな案件があるため、自分に合った働き方を探せるのが特徴です。面倒な手続きもないため、営業の仕事に専念できる点がメリットです。
2025年 営業代行における最新の傾向
2025年8月現在、営業代行においても新たな傾向が見られるようになりました。ここでは、昨今のフリーランス営業代行を取り巻く状況についてお伝えします。
これからフリーランス営業代行を始めたい方は、ぜひ参考にしてください。
インサイドセールス人材の需要が増えている
インサイドセールスの需要は年々高まっていますが、人材の供給が追い付いていません。一方でインサイドセールスは、勤務地の制約を受けずに働けるため、フリーランス人材からの人気が向上しています。
フリーランスでインサイドセールスを行う場合に必要なものは、電話とPC、インターネット環境のみです。
インターネットツールが必要なケースもありますが、無料で利用できるツールも豊富なうえに、有料の場合も依頼主からアカウントを支給されるのが一般的なようです。したがって、ワーカー側の負担になることは少ないでしょう。
自宅にいながら働けるため、費用も手間もかけずに仕事をスタートできます。
ただし、インサイドセールスが未経験でも、少なくともフィールドセールスの営業経験は求められるケースが多いでしょう。
AI×営業代行のハイブリッド型が増えている
2025年8月現在「AIと人間によるハイブリッド型の営業代行」が普及しつつあります。AIは、見込み客のリストを作ったり、会話の内容を自動で記録したり、次のアプローチ方法を提案したりといった業務で使われています。
一方で、相手との信頼関係づくりや大事な交渉は、人間にしか担当できません。
昨今は、営業業務で使いやすいAIツールも増えています。AIと人間の役割をうまく切り分けることで、さらに効率的に成果を出せるようになるでしょう。
企業がフリーランスに営業代行を依頼するメリット
フリーランスの営業代行は、依頼する企業側にも複数のメリットがあります。
ここからは、企業側が営業代行専門の会社ではなく、フリーランスの営業代行に依頼するメリットを解説します。
すぐにスポットで業務を依頼できる
フリーランスや個人事業主の魅力は、フットワークが軽いことです。営業代行会社もスピード感をもって業務にあたる企業が多いものの、組織として動くため、どうしても意思決定や社内の手続きに時間がかかります。
初めての取引の際には、秘密保持契約など書面の取り交わしに多少の時間がかかりますが、個人であれば企業よりもスムーズに手続きが進むでしょう。
初期費用を抑えられる
営業フリーランスの場合は、個人単位で短期間のみの依頼も可能です。また営業代行会社に比べると、直接個人に報酬を支払うほうが平均単価も抑え目で済みます。
営業代行会社によっては、「最低でも数か月以上」「総額100万円以上」などの最低保証を求められる場合もあります。一方で、個人の場合はクライアント側の要望に沿ってカスタマイズできる人もいるため、初期にかかる費用を抑えたいと考える企業にはおすすめです。
時間の短縮化、本来の業務に専念できる
営業代行に依頼することで、営業意外の業務に専念できるため生産性が高まります。
複数の営業業務を一人で引き受けられる営業フリーランスに依頼することにより、自社の営業担当者はコアな業務に専念できます。
VoC(顧客の声)を吸収できる
企業の規模や取り扱う製品の内容に関わらず、顧客の声を収集することは重要です。
顧客の声は「Voice of Customer(=VoC)」と呼ばれており、何が評価されているのか、なぜ評価されているのかなど「生の情報」が得られるため、商品改良のヒントにもつながります。とはいえ顧客が多くても、営業の手が回らなければ直接声を聴く機会は得られません。
しかし、フリーランス営業代行に多くのお客様と接してもらうことで、本当の評価を引き出せます。
自社のパワーを投下せずにVoCが得られるため、どのように表現すればより評価が高まるかをブランディング戦略にも生かせます。
まとめ
本記事では、フリーランスの営業代行になるメリットや注意点を解説しました。フリーランスの営業代行には、成果を出した分だけ高収入を目指せるというメリットがあります。働く時間や場所、営業のスタイルを自分で選べる点も魅力です。
フリーランスの営業代行で成功するためには、活動しながらスキルを磨き続けることが重要です。また、プラットフォームを活用して、自分に合った案件を探すのも有効です。
BtoBの新規事業に特化した営業支援会社プロセルトラクションでは、営業フリーランスの活動をサポートしています。社内のマネジメントを介在しているため、安定した環境で活動できます。
成長産業や新規事業の営業経験を積んで、ビジネスパーソンとしての市場価値を高めたい方は、ぜひご相談ください。プロセルトラクション独自のセールスノウハウを習得して、フリーランスの営業代行としてレベルアップしてみませんか。