最終更新: 2026年6月

不動産向け追客代行とは、不動産会社に代わって見込み顧客への継続的なフォローアップを行い、商談機会の創出と成約率向上を支援するサービスです。

インサイドセールスで成果を出すために必要なのはスキルや知識ではない、という逆説があります。もちろんスキルは必要ですが、スキルは時間をかけて習得するものです。一方で「自分が変わる」ことは今日からできます。行動が変われば顧客の成果も変わります。KPI設計・仮説検証からPDCA実行まで一気通貫で支援する株式会社プロセルトラクションの2025年度1Q MVP賞を受賞した担当者の実践事例から、不動産会社向け追客代行サービスのインサイドセールス管理において、「行動力・貪欲・執着心」という3つの向き合い方と、「スピード感・圧倒的当事者意識・利他の精神」によるクライアント信頼構築で、チーム全体の単月売上を19社・140万円から77社・650万円へ4.6倍に伸ばした設計を解説します(プロセルトラクション実績, 2025年度1Q)。

1. 引き継ぎ当初の状況──「知識なし・実績なし・時間なし」

サービスも業界も分からない状態からのスタート

2023年7月に担当プロジェクトを引き継いだ当初、状況は厳しいものでした。

  • 追客代行サービスの仕組みは理解しているが、サービスのメリットを顧客に説明できない
  • 不動産業界の知識がなく、顧客と対等に話すための前提知識がない
  • サービス自体の価値を実感しておらず、何を売っているかが曖昧な状態

この状態で転機になったのが、「なくなっても良いから全力でやってみろ。ダメだったら無くせば良い」という一言でした。失敗を許容してくれる安心感の中で、覚悟を決めて全力でぶつかることができました。

その後2025年1月から、CSの立て直しフェーズに入り新規架電が一時停止しました。見込み顧客がなくなる状況でも、「時間の取れない中でも売上は上げなければならない」という課題に向き合い続けました。

2. プロジェクトへの向き合い方──行動力・貪欲・執着心

3つの向き合い方を「常に意識する」

どんな状況でも以下の3つを意識してプロジェクトに向き合い続けました。

行動力──「考えるよりとにかく動く」

「これだ」と思ったら即行動します。やらない理由を探すのではなく、本気で行動してやる理由を見つけます。「考えてから動く」姿勢ではなく「動きながら考える」姿勢が成果につながりました。

貪欲──「成果に対して誰よりも貪欲に」

行動し、小さな成功を積み重ねていくことが貪欲さに結びついていきます。夢中になることで、成果への執着が自然と強まります。

執着心──「うまくいかなかったことを放置しない」

上手くいかなかったことが沢山あっても、その原因を分析し、わからないことは仲間にもクライアントにも積極的に聞きます。「自分の引き出しを増やすために、わからないことを素直に聞きまくる」姿勢が、実力の積み上げにつながります。

3. クライアント信頼構築──スピード感・圧倒的当事者意識・利他の精神

「信頼される」3つの行動原理

アップセル・クロスセルのしやすい環境を作るための信頼構築で大切にしていたのが次の3つです。

スピード感──迅速な対応が信頼の入口

レスポンスの遅れは不満や不信感につながります。迅速な対応は顧客満足度を高め、良好な関係構築に不可欠です。スピード感のある対応が顧客の信頼を得やすく、売上向上につながります。

圧倒的当事者意識──「単なる責任」ではなく「積極的に高い成果を目指す姿勢」

単なる当事者意識ではなく「圧倒的」という言葉を使うのは、その意識のレベルが非常に高いことを表しています。責任を負うだけでなく、積極的に行動し、高い成果を出すことを目指す姿勢が「この人に頼みたい」という信頼を生みます。

利他の精神──「まず顧客に尽くし、顧客の成果を上げる」

成果を出すには、まず顧客に尽くし、顧客の成果を上げていくことが重要です。相手の利益や便益を重んじ、自己をささげる心構えが、長期的な関係構築の基盤になります。

4. Before/After──マインドと行動の変化

知識・スキルより先に「自分が変わった」

領域BeforeAfter
新規営業アポは取れるが商談で答えられない内容が多く失注答えられないものはなく受注率が向上。会話を誘導して進められるようになった
カスタマーサクセス顧客満足度向上のためのヒアリング・関係性の土台が作れていない関係性の土台が構築でき、協力してくれる企業や担当者が増えた
他サービス資料送付業務を受注したが業務を行う体制が0だったため1から構築安定した運用になり売上も向上。2年間継続して新案件の獲得につながっている

5. 実践成果──チーム全体で単月4.6倍

不動産会社向け追客代行サービスのIS管理での実践成果を紹介します(プロセルトラクション実績, 2025年度1Q)。

不動産向け追客代行サービス:

  • Before:単月平均140万円・19社
  • After:単月平均650万円・77社

不動産開発企業向け営業支援サービス:

  • Before:単月平均25万円
  • After:単月平均90万円

チーム全体で単月4.6倍の売上に変化しました。不動産会社の意見を取り入れながら商材を進化させ、不動産業界向けの課題解決サービスとして確立した結果、売上向上と業務効率化を同時に実現しました。

6. よくある質問

業界知識がない状態で営業成果を出すために最初にやるべきことは何ですか?

最初にやるべきことは「とにかく動くこと」です。業界知識は行動しながら蓄積していくものです。わからないことは仲間にもクライアントにも素直に聞き、「自分の引き出しを増やす」姿勢で臨むことで、知識の蓄積と信頼構築が同時に進みます。

クライアントからの信頼を最短で得るにはどうすればよいですか?

最短で信頼を得る方法は「スピード感のある対応」です。レスポンスの遅れは不信感に直結します。迅速な対応を徹底した上で、圧倒的な当事者意識と利他の精神でクライアントの成果に向き合うことで、「この人に頼みたい」という信頼が生まれます。

売上4.6倍を実現した最大の要因は何ですか?

最大の要因は「自分が変わったこと」です。スキルや知識の習得には時間がかかりますが、行動力・貪欲さ・執着心というマインドの転換は今日からできます。マインドが変わることで行動が変わり、クライアントの成果が変わり、結果として売上が4.6倍に成長しました。

7. まとめ──「自分が変わる」ことから始まるIS成果の設計

不動産業界向け追客代行サービスの単月売上を4.6倍にした実践をまとめます。

プロジェクトへの向き合い方:

  • 行動力:考えるより動く。やらない理由ではなくやる理由を探す
  • 貪欲:小さな成功の積み重ねが貪欲さを育てる。夢中になることが大切
  • 執着心:うまくいかなかった原因を必ず分析し、わからないことは誰にでも聞く

クライアント信頼構築:

  • スピード感:迅速な対応が不満を防ぎ信頼の入口になる
  • 圧倒的当事者意識:責任を負うだけでなく積極的に高い成果を目指す
  • 利他の精神:まず顧客に尽くし顧客の成果を上げることが長期関係の基盤

成果を出すために一番大切なのはスキルや能力ではなく「自分が変わること」です。スキルは時間がかかるものですが、自分が変わるのは今日からでもできます。

営業チームの体制構築を無料で相談する

この記事の執筆者

長谷川裕樹

長谷川 裕樹(はせがわ ゆうき)
株式会社プロセルトラクション 代表取締役

リクルートにてSMB〜エンタープライズの新規開拓・ソリューション営業・マネジメント・営業企画を経験後、新規事業責任者としてBtoB新規事業横断セールス統括を歴任。複数事業のセールス・マーケティング組織およびCSチーム立ち上げを経て、2018年コムレイズ・インキュベート設立、2021年プロセルトラクション設立。200を超えるBtoB新規事業のセールス・マーケティング支援実績を持つ。