自社に合った『インサイドセールス代行サービス』を探すために比較検討しているものの、どの会社を選べばよいのかわからず、お悩みではありませんか?本記事では、インサイドセールス代行を行っている25社を徹底比較します。
インサイドセールスとは、オンラインやSNS、メール、電話など非対面でのコミュニケーションツールを活用して、相手先を訪問せずに行う営業方法のことです。コロナ禍をきっかけに急速に普及し、昨今では多くの企業が効率的な営業手法としてインサイドセールスの導入を検討しています。インサイドセールスは顧客にとっても即時性が高く、速やかにサポートを受けられる点がメリットです。
しかし、これまでインサイドセールスを行ったことのない企業が、新たに導入するのはハードルが高いでしょう。そのような場合は、インサイドセールスの代行、つまり「外注する」という選択肢があります。代行会社によっては、見込み顧客の選定からアポ獲得、商談成立、カスタマーサクセスまで、あらゆる営業活動を委託することが可能です。
本記事では、インサイドセールス代行の比較を通じて、あなたのビジネスに最適な選択肢を見つける方法を解説します。従来型の営業方法を一変させて売上アップを目指したい方は、ぜひご一読ください。
この記事の目次
- 1 インサイドセールス代行25社を徹底比較【料金・強み】
- 1.1 1:プロセルトラクション「プロテルSDR」
- 1.2 2:スマートキャンプ「ベイルズ」
- 1.3 3:SORAプロジェクト
- 1.4 4:コンフィデンス
- 1.5 5:リーグル
- 1.6 6:セレブリックス
- 1.7 7:SALES ROBOTICS
- 1.8 8:アースリンク
- 1.9 9:ウィルオブ・ワーク
- 1.10 10:RECERO「セルメイト」
- 1.11 11:DORIRU
- 1.12 12:マイナビ「TECH+」
- 1.13 13:カクトク
- 1.14 14:コムレイズ・インキュベート
- 1.15 15:ビートレード・パートナーズ
- 1.16 16:ネオキャリア
- 1.17 17:FTJ
- 1.18 18:Sales Lab
- 1.19 19:F-CODE「インサイドセールス営業代行」
- 1.20 20:セールス・プラットフォーム
- 1.21 21:マスタープログレス
- 1.22 22:キューアンドエー「DIGINEXT」
- 1.23 23:シーエスエム
- 1.24 24:アップセルテクノロジィーズ
- 1.25 25:ワールドスタッフィング
- 2 なぜ今、インサイドセールス代行を選ぶ企業が増えているのか?
- 3 インサイドセールス代行会社の選び方
- 4 業界別・インサイドセールス代行の選び方
- 5 インサイドセールス代行の料金体系
- 6 インサイドセールス代行を利用する際の流れ
- 7 インサイドセールス代行を活用する際のポイント
- 8 インサイドセールス代行とAIを併用する方法
- 9 インサイドセールス代行の導入事例
- 10 インサイドセールス代行に関するQ&A
- 11 インサイドセールス代行はプロセルトラクションにおまかせください
インサイドセールス代行25社を徹底比較【料金・強み】
インサイドセールス代行でおすすめの25社を紹介します。各社の強みを紹介していますので、参考にしてください。
1:プロセルトラクション「プロテルSDR」

<特徴>
・リクルートなど、BtoB事業支援の実績多数
・新規立ち上げの実績が豊富
・インサイドセールスの業務設計からフィールドセールスまでを代行可能
・営業のプロが多く、確度の高いリードを獲得
・稼働開始まで最短1週間でチャンスを逃さない
<業務内容>
・インサイドセールス運用支援
‐リード獲得/評価/育成
・インサイドセールス立ち上げ構築支援
‐KPI設定/プロセス設計・スクリプト作成/運用ルール策定・ツール選定/管理体制構築
<料金体系>
要問合せ
2:スマートキャンプ「ベイルズ」
<特徴>
・専任チームでのサポート体制
・データ分析をもとにした業務効率化
<業務内容>
・リスト作成
・アポ獲得からナーチャリング、オンラインセールス
<料金体系>
要問合せ
3:SORAプロジェクト
<特徴>
・テレアポ代行が得意
・800万社の候補から有望な企業を選びリストを抽出
・平均アポ率4.6%
<業務内容>
・リスト作成
・テレアポ
<料金体系>
固定報酬型
– 月額30万円~(コール数に応じて変動)
4:コンフィデンス

<特徴>
・課題解決型営業で「相談の接点」を構築する
・新規事業の立ち上げ支援多数
・プロジェクト専任制でサポート
<業務内容>
・新規事業の支援
・テレアポ代行、ナーチャリング代行
・MA導入コンサルティング
<料金体系>
固定報酬型(成果報酬については要相談)
5:リーグル

<特徴>
・ターゲティングからナーチャリングまでを支援
・IT業界を含む700社以上の支援実績
・訪問できるインサイドセールス
<業務内容>
・ターゲット選定
・テレアポ
・ナーチャリング
<料金体系>
要問合せ
6:セレブリックス

<特徴>
・27年間の実績を活かし、失敗しにくい営業方法でサポート
・独自の「顧客開拓メソッド」
・すべての営業業務を代行可能
<業務内容>
・市場調査から成約、カスタマーサクセスまで営業業務はすべて委託可能
<料金体系>
要問合せ
7:SALES ROBOTICS

<特徴>
・1,000社を超える支援実績あり
・マーケティングから受注までをサポート
<業務内容>
・インサイドセールス運用支援
・インサイドセールス立ち上げ構築支援
<料金体系>
要問合せ
8:アースリンク

<特徴>
・1,500社以上のサポート実績
・内製化に向けたデータ蓄積が可能
・集計データをもとに定例ミーティングを実施
<業務内容>
・見込み客獲得、アポ獲得、ナーチャリングなど
<料金体系>
要問合せ
9:ウィルオブ・ワーク
<特徴>
・BtoBに特化した営業代行会社
・専門チームでサポート
・インサイドセールスチームの構築を支援
<業務内容>
・顧客育成、インバウンド対応、アウトバウンド対応をサポート
<料金体系>
要問合せ
10:RECERO「セルメイト」

<特徴>
・SaaSを中心に、BtoBサービスの実績多数
・受注、成約を意識した施策実行が強み
・再現性を重視した内製化支援も対応
<業務内容>
・リスト/スクリプトの作成、顧客開拓、ナーチャリングなど
<料金体系>
要問合せ
11:DORIRU
<特徴>
・中小~大企業まで幅広く対応
・確立された育成体制により、営業力の水準が高い
・アウトバウンドによる顧客開拓が強み
<業務内容>
・リスト作成、アポ獲得、商談、クロージング、既存施策の分析~改善
<料金体系>
要問合せ
12:マイナビ「TECH+」

<特徴>
・マイナビ媒体内にタイアップ記事を掲載
・マイナビニュース名義の架電でフォローコールを実施
・ヒアリング項目はオーダーメイドも可能
<業務内容>
・ターゲットリスト作成、コール準備、テレマーケティング
・フォロー対象共有、戦略立案、コンテンツ制作、フォローコール実施
<料金体系>
要問合せ
13:カクトク

<特徴>
・5,000社以上のサポート実績
・16,000名の営業プロ人材から自社に合わせた編成が可能
・営業マッチングプラットフォーム
<業務内容>
・新規事業の営業拡大、テレアポ、インサイドセールスなど幅広く支援
<料金体系>
要問合せ
14:コムレイズ・インキュベート

<特徴>
・営業実績を持つプロによる組織体制
・約1,000万件の独自データベース
・課題に応じ、多彩なソリューションを提供
<業務内容>
・スクリプト作成、新規開拓、テレアポ、FAX・DM配信、クロージングなど
<料金体系>
固定報酬型
– 1ブース50万円~
15:ビートレード・パートナーズ
<特徴>
・製品やサービスの理解、把握を徹底
・案件創出のための実行力が強み
・内製化支援までフォロー
<業務内容>
・リスト作成、見込み顧客への定期連絡、クロージング など
<料金体系>
要問合せ
16:ネオキャリア
<特徴>
・20年以上人材業界で培った営業力が強み
・Web行動データを元にした顧客選定
・要望に応じ業務範囲をカスタマイズ可能
<業務内容>
・リスト作成、アポ獲得、商談対応、提案書作成、クロージング など
<料金体系>
固定報酬型
– 初期費用 5万円~
– 業務費用(時間単価)4,000円~/1h
17:FTJ
<特徴>
・3,000社以上のサポート実績
・稼働開始後のリスト/スクリプト変更可能
・クローリングまたは企業データベースよりリスト作成
<業務内容>
・リスト/スクリプト作成、アポ獲得、資料送付、情報共有
・オプションで訪問営業、Webマーケティングも対応
<料金体系>
固定報酬型
– 時間単価 3,875円/1h
18:Sales Lab
<特徴>
・独自開発したプラットフォームによる営業最適化
・インサイドセールス熟練度の高い人材を保有
・営業プロセスを可視化し、中長期的な営業活動を提案
<業務内容>
・新規顧客の獲得から商談化、提案、受注後フォローまで対応
<料金体系>
要問合せ
19:F-CODE「インサイドセールス営業代行」
<特徴>
・架電先のリストアップからサポート
・架電業務に加え、インサイドセールス関連業務を幅広く対応
<業務内容>
・スクリプト作成、架電、アプローチ先リストアップ、メール、チャット対応
・インサイドセールス用ツール導入
・デジタルマーケティングでのリード創出
<料金体系>
要問合せ
20:セールス・プラットフォーム
<特徴>
・10,000社以上の支援実績
・利用者に企業リスト60,000件以上を配布
・全国680万件以上の候補からリスト作成可能
<業務内容>
・.リスト作成、電話・メールなどでのアプローチ、分析、リモート商談など
・MA活用などのマーケティング代行
<料金体系>
要問合せ
21:マスタープログレス

<特徴>
・Web集客からインサイドセールスまで対応
・平均成約率8%
・PDCAサイクルの改善スピードが強み
<業務内容>
・広告制作、クリエイティブ改善
・リード連携、架電、トスアップ
<料金体系>
要問合せ
22:キューアンドエー「DIGINEXT」
<特徴>
・コンサルティングや運用の実績が豊富
・様々な業種業界の支援実績
・将来的な内製化サポートも対応
<業務内容>
・新規顧客開拓、ナーチャリング、オンライン商談
・マーケティング、セールスモデルのデザイン~ツール導入~業務設計
<料金体系>
要問合せ
23:シーエスエム
<特徴>
・年間200社以上の業務代行を実施
・リード獲得~ナーチャリングまで必要な領域をサポート
・毎月の稼働時間を設定し利用
<業務内容>
・集客メール配信、フォローコール、アポ獲得、ヒアリング、問合わせ対応
・企業リストの販売
<料金体系>
従量課金型
24:アップセルテクノロジィーズ
<特徴>
・効率的なコール管理で業務を最適化
・リアルタイムで稼働状況を可視化
・戦略、実行ともに専門性の高い人材を配置
・AI技術への注力を強化し、和製AIオペレーター提供
<業務内容>
・リスト/スクリプト作成、アウトバウンドコール、業務分析・改善
<料金体系>
要問合せ
25:ワールドスタッフィング

<特徴>
・成功確率を高める戦略的アプローチを実施
・顧客ニーズを引き出し育てる、戦略的アプローチ
・再現性を重視し成果を創出する取り組みを実施
<業務内容>
・ハウスリードの掘り起こし
・リードジェネレーション
・リードナーチャリング
・リードクレンジング
<料金体系>
要問合せ
なぜ今、インサイドセールス代行を選ぶ企業が増えているのか?
従来は「自社の営業は自社の社員が行う」という考え方が一般的でした。そのため、インサイドセールスを導入する際にも、まずは自社で取り組むケースが少なくないようです。
しかし昨今は、インサイドセールス代行会社に依頼する企業も増えています。なぜ今、インサイドセールス代行を選ぶ企業が増えているのか、その理由を解説します。
人材採用のコストや時間を削減できるため
インサイドセールス代行を選ぶ企業が増えている理由のひとつとして「教育時間やコストの削減」が挙げられます。
1名の営業人材を正社員で雇用する場合は、採用から業務定着までに3〜6ヶ月ほどを要します。一方、インサイドセールス代行に依頼した場合は、初月から成果目標を目指しての稼働が可能です。
また、自社で営業社員を採用した場合、1名につき年収500万円以上かかるのが一般的です。しかし、インサイドセールス代行を活用した場合は、営業パーソンを雇う際の人件費や研修費を削減できるため依頼が増えていると考えられます。
ナレッジやスクリプトが既に蓄積されているため
自社でインサイドセールスを導入する場合、最初は経験がないためナレッジも蓄積されていません。またトークスクリプトも、ゼロから作成する必要があるでしょう。
そのため、自社社員によるインサイドセールスが軌道に乗るまでには、予想以上に時間を要するかもしれません。そこでおすすめなのが、インサイドセールスの代行会社を活用することです。
インサイドセールス代行会社では、過去の営業実績に基づいた「成果が出る型」を保有しています。業界特化型の代行会社の場合は実績も多く、顧客のニーズに合わせた提案やアプローチに長けているため、導入初期の試行錯誤を減らせるでしょう。
短期間のみやプロジェクト単位での利用も可能なため
自社社員によるインサイドセールスの場合は「3ヶ月だけ」「新製品リリース時だけ」など、短期間やプロジェクト単位での実施が難しい傾向にあります。しかし、インサイドセールス代行に依頼した場合は「〇ヶ月だけ」「キャンペーン期間中だけ」といった柔軟な対応も可能です。
また、インサイドセールス全般ではなく「今回はアポ取りのみ」のように、一部業務だけを依頼することも可能。インサイドセールスを実施したいプロジェクトがある際に、その都度依頼できる点も、代行会社の魅力です。
インサイドセールス代行会社の選び方

インサイドセールスをスムーズに導入し、できるだけ早く成果を出すには、戦略立案や運用といった重要な業務を専門の代行会社に委託するのが効果的です。
ここでは、インサイドセールス代行会社の選び方について解説します。
戦略立案に長けているか
戦略に長けている専門会社なら、KPIの設定や、自社の営業フローのボトルネックについて的確なアドバイスが得られます。
営業についてまるごと相談することで、代行会社もクライアントについて深く理解できるため、より本質的な提案が受けられます。
フィードバックが充実しているか
代行会社がインサイドセールスを行うと、自社の営業パーソンが見込み客と会話をする機会が減ってしまいます。その結果、生の声が社内に蓄積されづらくなるのがデメリットです。
解決策として、代行会社からのフィードバックを増やして自社に反映させるのが効果的です。
アプローチ件数やアポ獲得件数など、数値化できる項目よりも「顧客がどんな反応だったか」や「アポが取れなかった理由」などを重点的に報告してもらうことにより、改善すべきポイントが把握できます。
得意分野や業績が自社に適しているか
インサイドセールス代行会社はそれぞれに得意分野が異なるため、自社に適した分野や業績をもっているかで選ぶことが重要です。
自社に適した代行会社かを見分けるためのポイントは、以下のとおりです。
- ・営業フロー全般を任せられるか、アポ獲得など限定的なプロセスのみか
- ・ITや製造業など得意とする業界の種類
- ・顧客のタイプはBtoBかBtoCか
- ・商材の価格帯は高額か低額か
営業課題が山積しており、どこがボトルネックかがわからない場合は、戦略や運用をまるごと任せられる代行会社に依頼するとよいでしょう。
業界別・インサイドセールス代行の選び方
インサイドセールス代行会社によって、スピード感や対応の丁寧さなど、強みは異なります。
業界別に、インサイドセールス代行会社を選ぶ際に重視すべきポイントを紹介します。
IT・SaaS業界向け
ITやSaaS業界では、製品理解度の高いインサイドセールス代行を選ぶことが重要です。ITやSaaS関連の営業においては、機能以外にも他サービスとの連携可否やセキュリティレベル、導入フローなど、技術関連の質問を受けることが少なくありません。
技術的な質問に対応できるだけの知識レベルを持っていることが、インサイドセールス代行業者選びの条件となります。フリートライアルから有料契約へのコンバージョン実績も重視しましょう。
製造業向け
製造業では、長期的な信頼関係構築が重要なため、継続的なナーチャリングに強みを持つインサイドセールス代行会社を選ぶのがおすすめです。製造業では、単価が高額な商材が多く、導入検討期間がほかの業界よりも長くなる傾向にあるため、長期的に関係を保つ必要があります。
また、技術的な商材の説明が必要になるため、専門性の有無も重要なポイントです。
人材・教育業界向け
人材・教育業界では、スピード感を持ったアプローチが重要です。企業の採用ニーズは、事業の状況や市場の動向により急速に変化します。そのため、採用担当者には、迅速に対応できるパートナーが適しており、初動の速さが信頼構築につながります。
また、人材・教育サービス業界は競争が激しいため、同じ企業に複数のサービス提供者がアプローチしています。スピード感のある対応は、企業に対する真剣さの表れとして評価されるでしょう。
リアルタイムのマーケット動向を把握し、迅速なアプローチができるインサイドセールス代行を選ぶのがおすすめです。
インサイドセールス代行の料金体系
インサイドセールスを外部に委託した場合の報酬体系について解説します。
おもに固定報酬型と成果報酬型にわけられますが、代行会社によっては併用する場合もあります。
固定報酬型
固定報酬型は、委託する業務内容や期間により、一定額の費用が発生します。
固定報酬型の特徴は、以下のとおりです。
- ・期間やサービスごとに価格が決まる
- ・全般的に委託すれば、多くの営業課題に取り組める
- ・長期のプロジェクトや内製化を目指す際によい
- ・効果が出なくても支払う必要がある
インサイドセールス代行では、固定報酬型が一般的といえます。くわしい料金については、各代行会社に問い合わせてください。
成果報酬型
成果報酬型は、アポ獲得数などの成果に応じて料金が決まります。
成果報酬型の特徴は、以下のとおりです。
- ・商談数などの成果に応じて価格が決まる
- ・成果が発生しないうちは料金がかからない
- ・営業課題の一時的な解決になりがち
- ・アポ獲得などの代行サービスに多い
成果報酬型では成果が少ないうちは料金を抑えられますが、大量に成果が出た場合は高額になることがあります。
従量課金型
従量課金型は、稼働した時間の分だけ料金が発生します。
従量課金型の特徴は、以下のとおりです。
- ・稼働した時間に応じて価格が決まる
- ・多くの企業は最低稼働時間あり
- ・顧客と丁寧なコミュニケーションを期待できる
- ・商談などの質を重視する場合におすすめ
従量課金型は、同じ顧客と複数回にわたり丁寧にコミュニケーションができるため、高額商品や継続率が高い商材のセールスに適しています。
インサイドセールス代行を利用する際の流れ
インサイドセールスを委託する際の流れを確認します。自社の課題を明確にして、必要な代行会社を選定することが重要です。
自社の営業課題を洗い出す
代行会社に依頼する前に、自社の営業課題(費用対効果の算出、営業フローにそった課題定義、解決策の立案)の抽出を行います。
ボトルネックが明確であれば、その課題に強い代行会社を選びやすくなります。
代行会社のリサーチ・問い合わせ
どのような代行会社があるかを調べ、自社の課題解決に合致した業者を選定していきます。
ネットの情報だけでは、くわしいサービス内容や料金など不明な場合が多いかもしれません。具体的な内容を聞くために、候補の代行会社に問い合わせをしましょう。
代行会社から連絡がきたら、インサイドセールスに関する課題を伝えて、アポイントを設定してください。
ヒアリングを行い、提案・見積もりを受ける
候補の代行会社と連絡を取り、課題解決に向けたヒアリングを設定します。
自社の「本当の困りごと」を見抜いて、本質的な提案をしてくれるのが優れた代行会社です。この段階で、プランの提案や見積もりについての説明を受けます。
代行会社を比較検討・選定する
サービス内容や料金などを総合的に判断して、依頼する代行会社を決めます。
自社の業界や商材に適したプランになっているか、ターゲットの選定やシミュレーション結果が適切であるかを判断の材料にしてください。
インサイドセールス代行がスタート
契約後に、代行会社の営業チームと打ち合わせを行います。今後のスケジュールやプロジェクトの要点をすり合わせ、支援体制を整えます。
契約してから1週間程度で、インサイドセールス代行が開始となるでしょう。この時点で、代行会社とKPIを設定しておきます。大切なのはKPIの達成状況を頻繁にチェックして、PDCAを回すことです。
効果測定のためにKPIを設定し、定期的な振り返りミーティングを行ってくれる代行会社を選ぶことが重要です。こうしたPDCAサイクルを回せる会社であれば、長期的な成果が期待できます。
インサイドセールスは「プロテルSDR」をお試しください
インサイドセールス代行会社への依頼を検討している場合は、プロセルトラクションのインサイドセールス代行サービス「プロテル SDR」がおすすめです。
プロテル SDRでは、インサイドセールスの業務設計から運用代行までをサポートいたします。
リクルートなどの大手企業からスタートアップまで、BtoB事業の営業支援実績豊富なプロ集団が、あなたに合ったインサイドセールスをコンサルティングいたします。
インサイドセールスでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
インサイドセールス代行を活用する際のポイント

インサイドセールス代行会社に依頼する際には、自社の目的や戦略を十分に練る必要があります。事前に戦略を練らないと、コストや工数ばかりかかってしまい、期待した効果が得られないかもしれません。
ここでは、インサイドセールス代行を最大限活用するためのポイントを解説します。
インサイドセールスを導入する目的を明確にする
インサイドセールス代行を導入する前に、自社の明確な目的を設定しましょう。
例えば、インサイドセールス代行を導入する目的が「リードへの追客スピードを上げる」だった場合は、商談化率向上や質の高い案件獲得が期待できます。
一方、目的が「未接点の大手企業にアプローチし、商談化する」だった場合は、より戦略的かつ丁寧なアプローチが求められますが、大きな売上創出につながる可能性があります。
自社が抱える課題によって、インサイドセールス代行会社に求める点や期待する成果が異なります。期待する成果を得るためにも、目的を明確化しましょう。
自社の営業に活かせるノウハウを学ぶ
インサイドセールス代行会社は、数多くの営業実績を持つセールスプロ集団のため、自社に活かせるノウハウも多く持っているはずです。
KPIの管理方法や商談の受け渡しフローなど、自社に取り入れられそうなノウハウは、マニュアルに残して蓄積するようにしましょう。自社内に知見がうまくたまっていけば、ゆくゆくはインサイドセールスを内製化し、外注コストを削減できます。
外注期間中も単に支援を受けるだけでなく、ノウハウを積極的に吸収して自社の財産にしていきましょう。
インサイドセールス代行とAIを併用する方法

近年、AIを営業活動に取り入れる企業が増えていますが、AIでは対応できない部分もあります。そういった部分はインサイドセールス代行に依頼することで、効率よく営業活動を行えます。
AIは効率的にデータを処理できるため、スピーディーに見込み顧客を抽出することが得意です。一方で、顧客の本音を引き出すヒアリングや信頼関係の構築はAIが苦手としている部分で、人間のほうが圧倒的に得意でしょう。
営業活動の効率と成果を高めるために、インサイドセールスとAIを併用する方法を解説します。
1. 役割を明確に切り分ける
インサイドセールス代行とAIを併用する際には、それぞれの役割を明確に切り分けることが重要です。
AIは、顧客リストの分析やスコアリング、メールやチャットでの自動対応、興味度の判定といった作業に強みを持っています。一方で人間は、顧客との深いコミュニケーションや課題のヒアリング、商談化のクロージングを担うことが得意です。
AIの使用を効率化の手段、インサイドセールス代行を人間らしい信頼構築の担い手として位置づけると、無駄のない営業体制を作れます。
2. AIが前工程を、インサイドセールス代行が後工程を担当する
効果的な併用のポイントは、AIが営業の前処理を、インサイドセールス代行が後処理を担当することです。
たとえばAIが見込み度の高い顧客を抽出し、自動で資料送付やアンケート調査、簡単な質問対応などを行います。その後、インサイドセールス代行の担当者が、興味を示した顧客にアプローチし、会話を通じて関係性を深め商談へとつなげます。
こうした流れを作ることにより、人間が対応するのは商談化に結び付く可能性がある顧客だけに絞れます。
3. AIとインサイドセールス代行をつなぐ仕組みを整える
AIとインサイドセールス代行を効果的に連携させるためには、情報をスムーズに引き継ぐ仕組みが必要です。
CRMやSFAなどのツールと連携することで、AIが集めたデータを、インサイドセールス代行に渡せます。また、顧客の反応ログをAIに要約してもらうことで、インサイドセールス代行の担当者は短時間で状況を把握できます。
このように連携することで、抜け漏れのない対応が実現可能です。
4. 改善を繰り返す
AIとインサイドセールス代行を組み合わせる場合は、継続的な改善が欠かせません。
AIが収集した返信率・開封率・商談化率などのデータをもとに、インサイドセールス代行チームは、トークスクリプトやアプローチのタイミングを改善できます。また、インサイドセールス代行が現場で得た顧客インサイトをAIに学習させることで、データの抽出精度が高まります。
双方向の改善を繰り返すことで、営業の質や成果を高められるでしょう。
AIと営業代行の併用方法については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
AIでアポ獲得から分析まで!「AI×営業代行」の最前線と導入成功のポイントを解説
インサイドセールス代行の導入事例
今後のインサイドセールスにおいては「価値のある情報提供が、さらに大切になる」ことを前項でお伝えしました。価値のある情報提供や発信をしたいが、どのようにしたらよいかわからずお悩みの方は、ぜひプロセルトラクションにご相談ください。
ここからは、プロセルトラクションの「インサイドセールス代行」の導入事例をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
有限会社齋藤鋲螺様の導入事例
有限会社齋藤鋲螺様は、東京都大田区にある「ネジの総合商社」です。1958年創業の老舗で、67年以上積み上げたノウハウをもとに、高品質なネジ部品をできるだけ低価格で提供しています。
代替わりをきっかけに事業拡大に取り組むことになったのですが、新規顧客への営業・マーケティングに割ける人的リソースが限られており悩んでいたそうです。
また、以前に他社のフォーム営業代行を利用していたものの、営業後の「後追い」ができなかった点が課題として残っていました。
そのような中で、プロセルトラクションなら「ターゲット設定からリスト作成、フォーム営業、テレマーケティングまで幅広く支援を行える」とのことでご相談をいただきました。
確実に見積もりまで獲得できる点を評価していただき、インサイドセールスでの支援を開始することに。
「売り込むとしたら、どのような会社だと相性が良いのか」といった点から徹底的にリサーチして、営業先をリストアップ。相手に適したスクリプトをいくつも作るなど、丁寧にマーケティングと営業を実施しました。
「この会社から見積もりが欲しいと言われていますよ」という状態になったところで、齋藤鋲螺様にパスしていたため、優先順位もわかりやすくなり、非常に喜んでいただけました。
相手ごとに、連絡手段の細かい指定や必要としている製品のリストも作成してお渡ししたため、確実性の高いリードにつながったようです。
緻密なインサイドセールスにより、相手の検討フェーズが高まった状態で引き継ぐため、計画していた以上の受注を獲得できたとのこと。
本社は東京だが工場が地方にある営業先の場合は、工場長など、地方にいるキーパーソンにアポを取りました。このような、徹底した営業姿勢も評価していただきました。
結果として、これまでは縁がなかった地方の企業からの受注につながったそうです。
今後は、Webを使った集客にも力を入れたいとのことで、新たな事業モデルでも支援を継続してまいります。
株式会社Gerald様の導入事例
株式会社Gerald様は、日本、アメリカ、インドに拠点を置くITサービスプロバイダーです。システム設計・開発やセキュリティ、マネージメントサービス、ITコンサルなどを提供し企業のDXを支援している会社です。
もともとは、本社がアメリカにあるクライアントの日本法人の対応を行なっていたのですが、日本でも新規開拓したいと考えたそうです。しかし、BtoBマーケティングやリード獲得、アウトバウンドでのセールス経験が少なかったため、相談できる会社を探していました。
具体的には「オフショア開発の新規事業を、どのようにWebページに載せたらいいのか」「中小企業にアプローチする際に、どのようなポイントを訴求すればいいのか」といった点で悩まれていたようです。
そんな中で、プロセルトラクションなら「事業戦略の設計や資料のレビュー、メディアの選定と運用、インサイドセールスまで一貫して対応可能」であることを知っていただき、ご相談を受けることに。
メディアの運用については、ビジネスマッチング系のサイトと、SEOの両方を実施するところからスタートしました。試してみたところ、インバウンドで獲得したリードのほうが、確実にビジネスにつながることが分かりました。
そこで、オウンドメディアでのSEO記事作成に力を入れた結果、少しずつ上位表示されるようになり、効果が実感できたそうです。
今後は、SEO対策記事を継続しつつ、ランディングページやFacebook広告にも取り組んでいきたいとのこと。
BtoBマーケティングは、プロセルトラクションが得意とするところですので、今後はLPやホワイトペーパーの作成、Facebook広告といった手法でもサポートを続けてまいります。
プロセルトラクションでは、インサイドセールス代行のほかにも、さまざまな営業代行サービスを展開しています。
営業代行サービスの導入事例を紹介していますので、ぜひご覧ください。
インサイドセールス代行に関するQ&A
Q.インサイドセールス代行とはどのようなサービスですか
メール・電話・オンラインミーティングなどを活用し、見込み顧客のニーズをヒアリングしながら、商談化やナーチャリング(見込み客の育成)を行います。
マーケティング部門が獲得したリード(見込み顧客)に対して、営業部門へつなぐ「橋渡し」の役割を担うのが特徴です。営業効率を高めたい企業や、内製リソースが不足している企業にとっては、導入メリットの大きい支援手段です。
Q.テレアポ代行との違いは何ですか
テレアポ代行は、電話によるアポイント獲得に特化したサービスです。
一方、インサイドセールス代行では、電話に加えてメールやオンライン商談など複数チャネルでの継続的な顧客育成を行います。単発のアポ取得だけでなく、顧客との継続的な関係構築まで支援するのが特徴です。
Q.インサイドセールス代行の相場はいくらですか?
業務範囲や規模によって異なりますが、一般的な相場は以下のとおりです。
- ・初期費用:20〜50万円
- ・月額費用:25〜80万円
- ・成果報酬:アポ獲得1件あたり1.5〜3万円
多くの企業では、固定費+成果報酬のハイブリッド型料金体系を採用しています。
Q.契約期間の目安はどれくらいですか?
最低契約期間は3〜12ヶ月と幅がありますが、6ヶ月契約がもっとも一般的です。
インサイドセールスは効果が表れるまでに時間がかかるため、最低でも3ヶ月以上の期間設定が推奨されています。
Q.インサイドセールス代行に向いている企業・向いていない企業の特徴は?
以下の特徴を持つ企業は、インサイドセールス代行に向いているといえます。
- ・営業リソースが不足している(人手やノウハウが足りない)
- ・新規開拓のアプローチがうまくいっていない
- ・フィールドセールス(訪問営業)に集中したい
- ・SaaSやBtoBなど、検討期間が長い商材を扱っている
- ・CRM・MAなどのデジタルツールを活用したい
逆に以下のような企業はインサイドセールス代行を利用しても、望んだ効果は得にくいでしょう。
- ・ターゲットが非常に狭く、ナーチャリングの必要性が少ない
- ・短期間で結果が求められる(即効性を重視)
- ・単価が非常に安く、工数をかけにくい
- ・既存顧客との強固な関係で回っており、新規開拓の必要がない
インサイドセールス代行は「見込み顧客との関係性構築を重視する営業モデル」との相性がよく、商談率や受注率が向上します。
導入前に、自社の課題や営業戦略との整合性を確認してから依頼しましょう。
インサイドセールス代行はプロセルトラクションにおまかせください
インサイドセールスのおすすめ代行会社25社や選び方、導入のステップについて解説しました。
オンラインでのセールスが主流となった昨今、企業としてインサイドセールスへの適応は必須であるため、変革のチャンスとしてインサイドセールスに取り組むことをおすすめします。
「方法は理解できたが、自社のサービスや顧客の場合はどうすればよいのだろう」そのような悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
リクルートなどの大企業からスタートアップまで、サポート実績豊富な営業のプロが、あなたの会社にあったインサイドセールスをコンサルティングいたします。